ダーウィンの生い立ちから人生を変えた出会い、「種の起源」発表までの苦悩や彼を支えた人々など、進化論誕生の軌跡をたどります。 進化論で世界に広く知られている生物学者、チャールズ・ダーウィン。この展覧会ではダーウィンの生い立ちから、5年におよぶビーグル号での世界航海、「種の起源」を発表するまでの苦悩と、進化論が当時の世界に与えた影響を紹介します。 会場内にはビーグル号航海の模様を壮大なスケールで展示。ブラジルやアルゼンチン、そして貴重な生物の宝庫として有名なガラパゴス諸島でダーウィンが出会ったであろう動植物の標本、模型や映像などがみなさんをお迎えします。また、進化論とはいったい何なのか?工夫をこらした展示でわかりやすく解説します。 この展覧会は、2005年から2006年にかけてニューヨークのアメリカ自然史博物館で開催され好評を博したもので、ブラジルやニュージーランドでの巡回を経て2008年、アジアでは唯一となる日本での開催を迎えます。 子どもから大人まで、好奇心を刺激する「進化」発見の旅へご案内します。 |
ダーウィンの人生に大きな影響を与えた「ビーグル号」での5年間の世界航海を紹介します。 ダーウィンが進化論の着想を得た、独自の進化を遂げた植物や生物が生息する南米のガラパゴス諸島を再現。ダーウィンが出会ったであろうイグアナやゾウガメなどの動植物の標本や模型を展示します。 また軍艦「ビーグル号」の模型や、ダーウィンが、幸運にもビーグル号に乗船できることになった経緯を示す手紙、旅先でダーウィンが書いた直筆の手紙・ノートの複製も展示します。 |
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少年時代から青年時代、ビーグル号での航海(前出)、帰国してから進化論の発表まで、家族とのかかわりなど、ダーウィンの生涯をパネル展示や資料、映像で多角的に紹介します。 また、生前の学説や、ダーウィンが築き上げた進化理論も、様々な種の比較標本や模型、解説映像などで紹介します。 |
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昆虫マニアだった少年時代 ダーウィン家や、同家とゆかりの深い、陶器メーカーとして世界的に有名なウエッジウッド家の系譜、ダーウィンが書いたメモやマンガなどを紹介します。昆虫マニアだった少年時代から大学での修行時代まで、大科学者ダーウィンの源流を探ります。 航海からの帰還、ロンドン時代 ビーグル号の航海から帰国したダーウィンは、ロンドンに居をかまえ、航海で得た成果をもとに研究活動に入ります。進化論の着想を示す、種の分岐の系統樹を記した自筆のノート(複製)など、研究の軌跡がわかる資料を展示します。 「種の起源」出版、ダウン村時代 1842年、ダーウィンはロンドン郊外のダウン村に移住し、生涯の生活・研究の拠点としました。そしてついに1859年、「種の起源」を出版。ビーグル号での航海から帰国して、実に20年以上が経過していました。出版までの苦悩の日々や試行錯誤した研究の軌跡を示す手紙や資料とともに、ダーウィンが過ごした書斎を再現。実際に使用していた机、杖なども再現展示します。 |
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地球上では、様々な生き物が長い時間をかけて進化進化をとげた結果、驚くほど多種多様な生き物が存在しています。日本展独自の展示として、生き物の驚きの映像を、複数のモニターやスクリーンで上映します。生き物の躍動感あふれる映像が続々と登場し、ダーウィンが魅せられた生き物たちの世界を体感いただけます。 |
ダーウィン展 | |
開催期間 | 2008年3月18日(火)~6月22日(日) ※休館日は毎週月曜日および5月7日(水) (ただし3月24日、3月31日、4月7日、4月28日、5月5日の各月曜日は開館) |
開催場所 | 国立科学博物館 |
開館時間 | 午前9時 ~午後5時 金曜日は午後8時まで (入館は各閉館時刻の30分前まで) ※GW期間の4月26日~5月6日は午後 6時まで(5月2日は午後8時まで)。 |
入館料 | 一般・大学生=1,400円(1,200円)、小・中・高生=600円(500円) ※( )内は前売りおよび20名以上の団体料金 ※前売券は、3月17日まで販売。 ※未就学児は無料 |
お問い合わせ | ハローダイヤル 03-5777-8600 |
主催 | 国立科学博物館、読売新聞社、NHK |
企画 | アメリカ自然史博物館 |
後援 | 文部科学省、ブリティッシュ・カウンシル |
協賛 | オリンパス、大日本印刷、きんでん、清水建設、ダイワボウ情報システム |
協力 | 日本航空、NECディスプレイソリューションズ |