パルトロメオ・スケドーニ《キリストの墓の前のマリアたち》 パルマ国立美術館蔵
ジョルジョ・ガンディーニ・デル・グラーノ《聖母子と幼い洗礼者聖ヨハネ、聖エリザベツとマグダラのマリア》 パルマ国立美術館
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16世紀から17世紀にかけてイタリア北中部の都市パルマに花開いた美術を紹介する展覧会を開催します。
世界的にもきわめて貴重な機会となる本展は、コレッジョやパルミジャニーノといった優れた芸術家が活躍したルネサンス期から、独自の文化がファルネーゼ家の庇護のもと栄えた16世紀後半から17世紀バロック初期までを視野に入れながら、パルマの芸術文化を広く紹介しようとするものです。
コレッジョやパルミジャニーノが登場する背景と、その後、コレッジョが到達した「優美」な世界がバロック絵画に与えた影響を、数多くの作品により、展観します。
第1章では「パルマにやってきた地方の芸術家たちと地元の反応」として15世紀末から16世紀初めの流れを確認し、第2章は「コレッジョとパルミジャニーノの季節」、第3章「ファルネーゼ家の公爵たち」に続き、第4章では、「マニエリスムの勝利」と題してパルマ派のマニエリスム(16世紀のイタリアで主流だった芸術様式)を紹介します。第5章では「バロックへ」と題してカラッチー族やスケドーニらによる、「自然」と「技」が拮抗するパルマのバロック絵画を紹介します。そして最後の第6章では、極めて貴重なパルマ派の厳選された素画を紹介します。
近代の芸術のみならず、19世紀の文学や音楽を含めた芸術全般にわたって多くの芸術家を魅了し続けたパルマ。
その魅力を日本でははじめて紹介する本展は、絵画、素画100点で構成される予定です。
2007年5月29日(火)~8月26日(日) | |
午前9時30分~午後5時30分(※入館は閉館の30分前まで) ※毎週金曜日は午後8時まで開館 |
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月曜休館 (ただし、7月16日、8月13日は開館、7月17日(火)は休館) |
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国立西洋美術館/読売新聞社/パルマ・ピアチェンツァ歴史美術民俗文化財監督局 | |
ハローダイヤル 03-5777-8600 |