レオナール・フジタ展 没後40年 藤田嗣治 幻の連作一挙初公開
1992年、フランス・オルリー空港近くの倉庫で発見された、縦横3メートルの大作4点。それらは一部が1929年に日本で公開されたものの、その後所在が不明になっていた、藤田嗣治(1886−1968)の幻の作品でした。この4点はアトリエの建物とともにエソンヌ県の所蔵となり、フランス第一級の修復チームによる本格的な修復作業が6年の歳月を経てついに終了しました。また、今回は、この4点のほかにも、パリ日本館壁画と関連する貴重な大作1点が世界初公開作品として加わります。
日本人でありながらも、フランス人レオナール・フジタとしてその生涯を終えた数奇な異邦人、藤田嗣治。本展では、帰化しカトリックの洗礼を受け改名するに至った彼の晩年にも焦点をあて、エソンヌ期のアトリエの一部を再現し、日本初公開の豊富な生活資料や作品等とともに展示。宗教画の傑作や、自身が「人生最後の仕事」として手掛けた、ランス「平和の聖母礼拝堂」のフレスコ壁画の習作群、本展のために再現されたステンドグラスも特別展示。出品総数約230点という圧倒的なスケールでその実像に迫ります。
日本人でありながらも、フランス人レオナール・フジタとしてその生涯を終えた数奇な異邦人、藤田嗣治。本展では、帰化しカトリックの洗礼を受け改名するに至った彼の晩年にも焦点をあて、エソンヌ期のアトリエの一部を再現し、日本初公開の豊富な生活資料や作品等とともに展示。宗教画の傑作や、自身が「人生最後の仕事」として手掛けた、ランス「平和の聖母礼拝堂」のフレスコ壁画の習作群、本展のために再現されたステンドグラスも特別展示。出品総数約230点という圧倒的なスケールでその実像に迫ります。
パリでの模索と交友の日々、初期の風景画と人物画
1913年フジタはパリの地を踏みました。この時代、パリでは世界中から若い芸術家が集まり「エコール・ド・パリ」の画家たちが活動を展開しはじめていました。フジタもまた、それらの多種多様な活動に自らを投じ、試行錯誤しながら成功を夢見て制作活動に没頭します。
すばらしき乳白色の地とスタイルの確定、世界のフジタとなった裸婦像
日本的アカデミズムを払拭しながらも、一方で伝統的な日本画を思わせる繊細な筆致と独特の乳白色によって描いた裸婦像で、フジタはパリ画壇の話題をさらいました。一躍、エコール・ド・パリの窮児として、その名を全ヨーロッパに知られることとなります。
1913年フジタはパリの地を踏みました。この時代、パリでは世界中から若い芸術家が集まり「エコール・ド・パリ」の画家たちが活動を展開しはじめていました。フジタもまた、それらの多種多様な活動に自らを投じ、試行錯誤しながら成功を夢見て制作活動に没頭します。
すばらしき乳白色の地とスタイルの確定、世界のフジタとなった裸婦像
日本的アカデミズムを払拭しながらも、一方で伝統的な日本画を思わせる繊細な筆致と独特の乳白色によって描いた裸婦像で、フジタはパリ画壇の話題をさらいました。一躍、エコール・ド・パリの窮児として、その名を全ヨーロッパに知られることとなります。
真の再発見、幻の群像大作4点の修復が完了、最初で最後の連作日本公開
最大の見どころともいうべき群像大作4点は、1928年に制作され、その後行方がわからなくなっていた幻の作品です。1992年にエソンヌ県がその所在を知ったとき、これらの作品はキャンバスのままでまるめられ倉庫の一角に眠っていました。劣悪なコンディションでしたが、その後、第一級の専門家によって6年の歳月をかけて修復され見事によみがえりました。2点1組で3m×6m、それが一対となった計4点の世紀の群像大作が、いよいよ私たちの前にその姿をあらわします。現在、所蔵のエソンヌ県でこれらを常設展示する美術館の建設を計画しており、本展が日本における最初で最後の公開となります。
世界初、「馬とライオン」がいよいよ公開
群像大作4点とともに発見されたもう一つの作品、それが「馬とライオン」です。これはパリ日本館に収蔵されている有名な「馬の図」の関連作品といわれており、専門家の間でも、まったくその存在が知られていませんでした。大作同様、エソンヌ県によって修復されたこの作品は、2.35m×3mという大画面に描かれたもので、単色にもかかわらず、その繊細な筆致と力強い表現によって圧倒的な存在感で見るものに迫ってきます。エソンヌ県に先駆けて、世界初公開いたします。
最大の見どころともいうべき群像大作4点は、1928年に制作され、その後行方がわからなくなっていた幻の作品です。1992年にエソンヌ県がその所在を知ったとき、これらの作品はキャンバスのままでまるめられ倉庫の一角に眠っていました。劣悪なコンディションでしたが、その後、第一級の専門家によって6年の歳月をかけて修復され見事によみがえりました。2点1組で3m×6m、それが一対となった計4点の世紀の群像大作が、いよいよ私たちの前にその姿をあらわします。現在、所蔵のエソンヌ県でこれらを常設展示する美術館の建設を計画しており、本展が日本における最初で最後の公開となります。
世界初、「馬とライオン」がいよいよ公開
群像大作4点とともに発見されたもう一つの作品、それが「馬とライオン」です。これはパリ日本館に収蔵されている有名な「馬の図」の関連作品といわれており、専門家の間でも、まったくその存在が知られていませんでした。大作同様、エソンヌ県によって修復されたこの作品は、2.35m×3mという大画面に描かれたもので、単色にもかかわらず、その繊細な筆致と力強い表現によって圧倒的な存在感で見るものに迫ってきます。エソンヌ県に先駆けて、世界初公開いたします。
終の棲家での日々、エソンヌ県ヴィリエ=ル=バクルのアトリエ再現
フジタが君代夫人とともに最晩年をすごしたエソンヌ県ヴィリエ=ル=バクルの小さな家。現在、エソンヌ県の所蔵となったこの家は、「メゾン=アトリエ・フジタ」として管理、公開され、現在もさまざまな作品、資料が豊富に残されています。フジタ手作りによる多彩な家具や食器、小物、人形、アトリエや教会の模型、写真などは、彼の実生活を生き生きと伝えるものとして、いまも当時の状態のまま、大切に保存されています。
フジタが君代夫人とともに最晩年をすごしたエソンヌ県ヴィリエ=ル=バクルの小さな家。現在、エソンヌ県の所蔵となったこの家は、「メゾン=アトリエ・フジタ」として管理、公開され、現在もさまざまな作品、資料が豊富に残されています。フジタ手作りによる多彩な家具や食器、小物、人形、アトリエや教会の模型、写真などは、彼の実生活を生き生きと伝えるものとして、いまも当時の状態のまま、大切に保存されています。
藤田嗣治からレオナール・フジタへ
宗教画の傑作が一堂に
君代夫人とともに洗礼を受けて、日本人藤田嗣治はフランス人レオナール・フジタとして最晩年の人生を歩むことになります。このとき、フジタのなかには、礼拝堂の建設という大きな夢がありました。ヴィリエ=ル=バクルのアトリエには、この頃描かれたフレスコ画のすぐれた習作が残されていますが、この時代、フジタが描いた多くの宗教画からも、作家独特の宗教観を見出すことができるでしょう。
ランス「平和の聖母礼拝堂」の全貌がいまここに
建物内部を覆うフラスコ画、ステンドグラスはもとより、細部にいたるまで自ら装飾を手掛けた、ランスの「平和の聖母礼拝堂」。この礼拝堂のためにフジタは、壁画のフレスコ画と同じサイズの綿密なデッサンを残していました。礼拝堂建設に関する豊富な資料を公開。さらに、本展のために再制作されたステンドグラスも特別展示。ハイビジョン映像展示とともに今まで明らかにされなかった礼拝堂の全貌に迫ります。
宗教画の傑作が一堂に
君代夫人とともに洗礼を受けて、日本人藤田嗣治はフランス人レオナール・フジタとして最晩年の人生を歩むことになります。このとき、フジタのなかには、礼拝堂の建設という大きな夢がありました。ヴィリエ=ル=バクルのアトリエには、この頃描かれたフレスコ画のすぐれた習作が残されていますが、この時代、フジタが描いた多くの宗教画からも、作家独特の宗教観を見出すことができるでしょう。
ランス「平和の聖母礼拝堂」の全貌がいまここに
建物内部を覆うフラスコ画、ステンドグラスはもとより、細部にいたるまで自ら装飾を手掛けた、ランスの「平和の聖母礼拝堂」。この礼拝堂のためにフジタは、壁画のフレスコ画と同じサイズの綿密なデッサンを残していました。礼拝堂建設に関する豊富な資料を公開。さらに、本展のために再制作されたステンドグラスも特別展示。ハイビジョン映像展示とともに今まで明らかにされなかった礼拝堂の全貌に迫ります。
開催概要 | |
タイトル | 没後40年 レオナール・フジタ展 |
会 期 | 2008年11月15日(土)〜2009年1月18日(日) ※第2、第4金曜日 午後6時からギャラリートークあり |
開館時間 | 午前10時〜午後6時 (金曜日は午後8時まで、入館は閉館の30分前まで、会期中無休) |
会 場 | 上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2) |
入 館 料 | ○一 般/当日:1,400円、前売:1,200円、団体:1,100円 ○大学生/当日:1,200円、前売:1,000円、団体:900円 ○中高生/当日:700円、前売:500円、団体:400円 ※団体は20名以上から ※小学生以下、無料 ※障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料 ※手数料不要のお得なオンラインチケット購入はこちら |
主 催 | 産経新聞社、フジテレビジョン、日本美術協会・上野の森美術館 |
協 賛 | トヨタ自動車、大日本印刷、ヤマトロジスティクス、損害保険ジャパン、 大王製紙、東洋インキ製造 |
協 力 | DNPアーカイブ・コム、日本航空 |
出力協力 | エプソン |
後 援 | 外務省、文化庁、フランス大使館、ニッポン放送、 サンケイリビング新聞社、サンケイスポーツ、夕刊フジ、 フジサンケイ ビジネスアイ、iza!、SANKEI EXPRESS |
企画協力 | フランス・エソンヌ県、キュレイターズ |
お問合せ | 上野の森美術館 03-3833-4191 上野の森美術館:レオナール・フジタ展 レオナール・フジタ展スペシャルサイト |
◎応募方法
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メールアドレス:guide@xxxxx.jp
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メールアドレスは非公開です。当選発表のご連絡に使用します。
※お申込み内容はスタッフがチェックしている為、反映まで時間がかかります。
◎応募日程
応募期間:2008年10月24日〜2008年11月30日
応募締切:2008年11月30日
当選発表:2008年12月03日(メール及び当選者発表ページにて発表します)
※お申込み頂いた方全員へ抽選結果のメールを配信いたします。
◎重複のご応募の注意
ご応募いただいたメールアドレスを元に重複しているメールアドレスは抽選時に削除し抽選を行います。なお、ご家族、会社、団体様のそれぞれ個人の応募はメールアカウントを変更してお申込ください。1メールアカウント1名様と判断させていただきます。ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。
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