興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展
日本でもっとも有名な仏像の一つである阿修羅像が東京に出陳されるのはほぼ半世紀ぶり、会期中の3月31日から4月19日まで、阿修羅とともに一具像として造られた八部衆像と十大弟子像の興福寺に遺存する脱活乾漆像14体すべてが一堂にそろいます。興福寺境内の外で14体がそろって展示されるのは初めてのことです。
興福寺では通常、壁面のガラスケースの中で展示されていますが、本展覧会では露出展示し(五部浄をのぞく)、特に阿修羅像は360度から全容をご覧いただく予定です。 再建される興福寺中金堂に安置する諸像を展示します。薬王菩薩と薬上菩薩の両像は像高が3メートルを超え、新しい中金堂のスケールの大きさを実感していただけることでしょう。 |
本展は、第1章「興福寺創建と中金堂鎮壇具」、第2章「国宝 阿修羅とその世界」、第3章「中金堂再建と仏像」 第4章「バーチャルリアリティシアター」で構成します。 |
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光明皇后は、母の橘三千代が天平5年(733)に亡くなると、一周忌の供養のため興福寺に西金堂を建立し、釈迦如来、釈迦の十大弟子、四天王、八部衆像などの28体の像、また菩提樹や金鼓[こんく]などの荘厳具を安置しました。釈迦の浄土を立体的に表したものです。この章ではそのうち現在まで伝わる、十大弟子と八部衆、金鼓を展示します。八部衆の少年のような清々しさ、十大弟子の醸す静寂さは、天平彫刻の特徴である写実表現の中でも優れた作品群です。 |
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享保2年(1717)の火災後、文政2年(1819)には仮金堂が建てられました。この堂は近年解体されましたが、昭和50年(1975)に講堂跡に再び建立された仮金堂には、本尊の釈迦如来坐像、薬王・薬上菩薩立像、四天王像が安置されています。 現在、興福寺では平成22年に中金堂再建の立柱を予定しており、完成後にいまは仮金堂安置の諸仏が移されることになっています。このうち釈迦を除く各像が展示されますが、いずれも興福寺の鎌倉復興期の作で四天王像は運慶の父康慶の作です。このほか注目の出品作品として焼失した西金堂の旧本尊釈迦如来像の頭部とその光背に付けられた化仏、飛天などがあります。これらは最近見出された信頼のおける史料から運慶の作と考えられるものです。 |
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興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展 | |||||||||||||||||
会 期 | 2009年3月31日(火)〜6月7日(日) 【九州国立博物館】2009年7月14日(火)〜9月27日(日) |
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開館時間 | 午前9時30分〜午後5時 (ただし金曜日は午後8時、土曜・日曜・祝・休日は午後6時まで開館。入館は閉館の30分前まで) |
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休館日 | 月曜日(5月4日[月・祝]は開館、5月7日[木]休館) | ||||||||||||||||
会 場 | 東京国立博物館 平成館 (〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9) |
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観 覧 料 |
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主 催 | 東京国立博物館、法相宗大本山興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日 | ||||||||||||||||
後 援 | 文化庁、平城遷都1300年記念事業協会 | ||||||||||||||||
特別協力 | |||||||||||||||||
協 賛 | |||||||||||||||||
特別協賛 | |||||||||||||||||
お問い合せ | ハローダイヤル 03-5777-8600 |