《 開催趣旨 》
2009年12月、日本画家の平山郁夫氏が永遠の眠りにつかれました。平山氏は、創作活動と表裏一体をなすものとして、世界各地で危機に瀕している、かけがえのない文化遺産の保護に尽力しました。みずからの被爆体験を原点とした平和への強い祈りは、生涯のテーマとなった仏教関連の遺跡やシルクロードなどをくまなく取材するなかで、貴重な文化財を守り伝える活動へもつながりました。 本展覧会は、平山郁夫氏の文化財保護に関わる偉大な活動を顕彰し、その業績を通して文化財保護の重要性や課題をあらためて広く知っていただこうとするものです。インド・パキスタンをはじめ、アフガニスタン、中国、カンボジアなど、平山氏がことに関心を寄せた仏教伝来の道に沿って、そこに残された仏像や壁画など計約100件とともに、画伯の活動の集大成ともいえる「大唐西域壁画」の全貌を紹介します。2000年に奈良・薬師寺に奉納されて以来、境内外では初めての公開となります。 |
《 展覧会のみどころ 》
1部 文化財の保護と継承――仏教伝来の道
平山郁夫氏が展開した文化遺産に対する保護活動の中でも、仏教遺跡に関しては特別な思いがありました。その活動の原点にあった被爆体験から、文化財の保護には、信仰心にもつながる平和への祈りが不可欠と考えていたからです。そのため、シルクロード探訪と並び、仏教伝来の道に沿った数々の遺跡をほぼ全域に渡って踏査し、それらの保護に全力を尽くしてきました。ここでは、仏教伝来の道の中でも、とりわけ平山郁夫氏にゆかりの深い仏教遺跡を採り上げ、そこに残された素晴らしい文化財を通して、平山郁夫氏の文化財保護活動を広く顕彰します。
2部 文化財保護の結実――「大唐西域壁画」
平山郁夫氏の文化遺産の探訪は、日本文化とはなにか、というテーマに対する答えを求め、玄奘三蔵の求法の旅を追体験してみようという発想からはじまりました。その過程で、文化遺産の危機的な状況を目にするたび、深い憂いと、保護の念がつのり、それが作画や保護支援事業へとつながっていきました。そして、その活動の集大成ともいえるのが「大唐西域壁画」 です。ここでは、奉納先である奈良・薬師寺以外では初めて、その全貌を公開し、制作途中で描かれた「大下絵」ととともに間近に鑑賞していただきます。
------- 開催概要 ------- | |
名 称 | 特別展 文化財保護法制定60周年記念 仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護 |
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会 場 | 東京国立博物館(東京都台東区上野公園13-9) |
会 期 | 2011年1月18日(火)〜3月6日(日) |
開館時間 | 9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで) |
休 館 日 | 月曜日 |
入 館 料 | 一 般:1,500円(1,300円/1,200円) 大学生:1,200円(1,000円/900円) 高校生:900円(700円/600円) 中学生以下無料 ※( )内は、前売り/20名以上の団体料金 ※障害者とその介護者一名は無料です。入館の際に障害者手帳などをご提示ください。 |
主 催 | 東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社 |
問 合 せ | 03(5777)8600 (ハローダイヤル) |
ホームページ | 東京国立博物館 / 展覧会公式ホームページ |
■応募方法
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郵便番号:〒123-4567
ご 住 所:東京都台東区上野1234 ガイドマンション60号
お 名 前:上野 ガンダーラ
コメント:この壁画は絶対に見たいです。
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■応募期間:2010年12月9日(木)〜2011年1月23日(日)
■当選発表:2011年1月25日(火)
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